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3月25日(水)当社が提供するラジオ番組に当社の古澤社長が出演しました。
半年に渡って様々なゲストにご出演頂き、PETボトルリサイクルの現状と課題をお伝えしてきた「みんなのエコ広場」。今シーズンの電リク・ハローパーティーが最終週を迎えるにあたり、当社古澤社長が出演し、日本のPETボトルリサイクルの歴史と、リサイクルにかける熱い思いを語りました。
日本で初めてPETボトルが登場したのは1977年頃、おしょうゆ容器として使用されました。その後1982年頃に飲料容器に使用されたのをきっかけに、あっという間に馴染み深い容器になっていきました。しかしながらPETボトルが利用され始めた当時、国内には目立ったリサイクルの仕組みがありませんでした。「日本は世界有数の石油消費大国。石油を原料としているPETボトルをリサイクルすれば、繰り返して使うことで石油製品の代替品として利用できるはず。」 との思いから、当社はPETボトルのリサイクル事業に注目しました。
1997年に容器包装リサイクル法が施行され、PETボトルリサイクルを取巻く環境は大きく動き出します。それまでのPETボトルの色や規格は様々で、必ずしもリサイクルに最適な環境ではありませんでした。そこで飲料・容器・ラベルメーカーさん等が苦労をして「リサイクルに最適なPETボトル」を考えた結果、現在の日本のPETボトルは世界の中でも大変リサイクルに適した優れた容器になりました。皆さんが飲み終えた後に水で軽くすすぎ、適切に分別して回収に出すなどの「ちょっとした手間」をかけて頂いた後、私たち専門の会社が 20以上の工程をかけて原料に仕上げます。するとその 「ちょっとした手間」 をかけたことによって、使う人たちが使いやすい原料になります。まさにPETボトルを作る人・利用する人・リサイクルする人それぞれが皆で手をかける事で、リサイクルがより良いものになっているのです。
「リサイクルは誰かがやるのではなく、皆が少しずつ手をかけて実行することが重要です。20年30年後に生きる子供たちのことを考えて、今からリサイクルという手を打っておけば、限りある資源は 『輪』 になって循環します。リスナーの皆様にもリサイクルにより一層の関心を持ってご参加頂き、ご協力を頂けると大変有難いです。」 と番組の最後を締めくくりました。