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協栄産業(株)は、サントリーホールディングス(株)、イタリア・SIPA社、オーストリア・EREMA社との共同開発である「FtoPダイレクトリサイクル技術」で、世界包装機構「ワールドスターコンテスト2019」において、「ワールドスター賞」を受賞しました。
「ワールドスターコンテスト」とは世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)が主催し、各国の包装団体にて表彰を受けた最新の技術やアイデア、デザイン性を備えたパッケージングのなかから、さらに厳選して世界に紹介することを⽬的としているコンテストです。各国の国内パッケージングコンテストの入賞品が応募の条件となっており、日本からの応募資格は、公益社団法人 日本包装技術協会主催の「日本パッケージングコンテスト」に入賞したものに限られています。
今年度は35ヶ国319点の応募の中から、190点がワールドスター賞を受賞しました。(日本からは26点が受賞)
表彰式は2019年5月15日にチェコで行われ、古澤社長を含め97人の受賞者がセレモニーに参加しました。
表彰式会場の様子 受賞トロフィーを持ち笑顔の古澤社長
この受賞を励みに、当社はこれからもPETボトルリサイクルを通じて、資源の国内循環と持続可能な社会の実現に貢献して参ります。
■「FtoPダイレクトリサイクル技術」について
PETボトルから再生PETボトルをつくるボトルtoボトルリサイクルをさらに発展・効率化させたもので、回収したPETボトルを粉砕・洗浄したフレークを高温、真空で一定時間処理し、溶解・ろ過後、直接プリフォーム※1を製造する技術です。プリフォーム製造までに結晶化や乾燥など多く処理工程や原材料の移動が必要だった従来の仕組みと比較して、CO2排出量を約25%削減※2する事が可能です。
※1 PET樹脂から作られる、試験管のような形をしたペットボトルの原型。加熱し、高圧空気を吹き込むことでペットボトルに加工される。
※2 ペットボトル用プリフォーム1kgあたり