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協栄産業グループが提供するラジオ番組にPETボトルリサイクル推進協議会 専務理事 松野建治さんがご出演されました。
PETボトルリサイクル推進協議会は1993年にPETボトルを製造するメーカーの団体と、PETボトルを飲み物などに使用する飲料メーカーの団体が一緒になって設立されました。
「もっと皆さんにPETボトルのリサイクルについて知って欲しい」「リサイクルをもっと進めていきたい」という思いの下、日々様々な活動を行っています。この日の番組ではPETボトル推進協議会の取組みのひとつである「PETボトル自主設計ガイドライン」が話題に上りました。
「PETボトル自主設計ガイドライン」とは、PETボトルを衛生的で、使用後のリサイクル適正に優れた容器にするためにボトル・キャップ・ラベルと印刷などについて規定した自主設計ガイドラインです。
まずボトル。PETボトル再生原料のひとつの大きな使い道である繊維製品。これらは自由に着色するため、透明で着色されていない原料でなければいけないことからカラーボトルを禁止しました。これは世界でも例を見ない画期的な基準です。
次はキャップ。以前はアルミ製のキャップがありましたが、再生原料にアルミが混ざると、繊維製品の材料となる糸に加工する際、糸が切れる原因になることから禁止となりました。
さらにキャップの材質を水よりも軽いプラスチック原料にすることでリサイクルの際、水よりも重いPETボトルと分けることが簡単になりました。
最後にラベル。ミシン目を入れるなどして消費者が飲み終わった後に簡単にはがすことが出来るようにしました。こうしたメーカーさんたちの自主的な工夫と努力によって、日本国内のPETボトルのリサイクルが支えられています。
「PETボトルが生まれ変わるということ、それによって新しい材料をかなり節約することができ、環境負荷を減らすことにつながります。」と番組を締めくくりました。